名物広告マン・田端信太郎に学ぶ これから生き延びるための20代のキャリア選択軸

【田端信太郎氏インタビュー】広告は「枠」の発想から変われるか | DHBR Featureインタビュー|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー

 

コーハマです。

少し前の記事だけどこんなのがあった。

 

現LINE株式会社上級執行役員田端信太郎、通称「メディア野郎」。

この人のキャリアって”凄い”と言うか今風のとっても理想のモデルだと、いつもながら思います。

ダイレクト文藝マガジン 003号 「田端信太郎インタビュー / KDPノウハウ本メッタ斬り(中編) / 新連載 佐藤拓史 廣川ヒロト」

 

元々は国内SIerからスタートして2年後にリクルートへ転職して「R25」の創刊に尽力した田端氏。

それから最盛期から事件のあった頃のライブドア→コンデナストと来て、今はLINEの執行役員になっている。個人がコンテンツとして確立している感もある。

僕は田端氏がコンデナストからLINE(当時はNHN)に移る直前くらいの頃のブログを読んで「あぁ、こういう人種がいるんだ」と興味を引かれた記憶がある。

当時、社会人1年目の23歳でとても影響を受けた。

その時のブログがこれ ↓

TABLOG:10年前のとある新入社員が初めての転職を決意するまで

 

「どちらがより学ぶことが多いか」

彼曰く、会社を選ぶ時は「どちらがより学ぶことが多いか」を選択軸に据えているという。 当時の上司からの教えに倣ってのことだそうな。

基本的には、いわゆる営業マンとして広告マネタイズを軸にキャリアを積んで来たそうなんだけど、歩んできた会社を見ると確かにそれぞれの特色が伺える。

 

SIerでは基礎をやり、リクルートでは雑誌の創刊・流通・営業、ライブドアでは隆盛になってきたネットメディア、コンデナストでブランドを扱い、LINEではWEBアプリのマネタイズ全般を担う、という具合。

軸足を営業や広告というところに起きながら時代の要請に注意を払いながら会社を選んできているように見える。(ライブドア繋がりの流れというのも当然あるでしょうけど…)

 

ひとつの会社で勤め上げることが現実的でない時代に取るべき手段としては、やっぱり自分の軸足を定めた上で自身のカバーできる領域をアップデートしていくことだと思う。

その好例として、田端信太郎という人が挙げられると思うのだ。

 

それと、彼の主張で一貫しているのは官僚的で硬直した組織や考え方への批判というところ。上記の記事内でも大手広告代理店の組織の在り方に「だからダメなの」とチクリと刺している。

こういう感覚は若いうちにフットワークの軽い職場環境で積んだ経験から身に付いたのだろう。そうでないとLINEの成長のスピード感は出せないと思う。 

 

20代の仕事選びの軸としてこの「どちらがより学ぶことが多いか」の発想はとっても大事だ。

 

脱・終身雇用のモデル探しはブログから

ここ数年、というかもう十年以上も前から終身雇用のモデルが崩れているという議論が 起こっているけど、「じゃあどういうモデルがこれから生きて行ける訳?」という解を打ち出しているのは案外少ない。

 

答えを探すためにはきっと趨勢を追って行くか、あるいは自分が「この人は」と思った人を参考に仕事選びするしかない。

その際、テレビとかに出てキラ星の如くドカーンと目立つスターなビジネスマンというよりはもっと中間層の社員を参考にするのがいい。

かつてのホリエモンみたいに有名人になるぐらいキラ星な人たちは偶然によって見出された人でもあるので、それよりも”新規上場〜社の営業マン”とかの経歴を追ったりブログを読んだりする方が現実に当てはめやすいような気がするな。虚飾があったとしても有名人のそれよりは大きくないだろうし。

あと、自分でブログをやってみて気づいたのだけど話題になるビジネスマンって行き着くところ”売れるタイトルがつけやすい人”だと思う。外資系コンサルとか元〜社人事部長とか、そこはある程度割り引いて見ないとね。

 

だから、そういう2〜30代の中間層の人のブログなんかがあればそれを読んで自分の考え方と照らし合わせてみるのがいい。

会社規模にせよ個人の働き方にせよ単位が昔より小規模に変わっているのだから視点もクローズアップさせないといけないのだ。

 

転職をして給料上がったとかは実は少ない例なんだけど、手段としての転職がもっと活発になっていけば柔軟な働き方ができるようになる。

そのためにも学ぶことの多い環境で「何を学び」「何ができるようになるか」が生き延びる上でのテーマになるだろう。

 

 

じゃあね〜

ばいばい