ほんとにあった鴬谷の都市伝説!謎の占い師・チョウさんと出会った話

 

エクソシスト ディレクターズカット版 (字幕版)
 

コーハマです。

僕は霊能力とかオカルトチックなものはあまり信用していないのだが、ある一件があってからこういった手合いのものを少し信じるようになった。

今年の年明けに僕は奇妙な体験をした。 

チョウさんという占い師との出会いである。

今回は実際にあった不思議なお話。

 

ゲテモノデリヘルの裏メニュー「占い」

昨年末だろうか、僕は東京の中心部のとある会社の社長・Kさんとお話をしていた。

仕事の付き合いで知り合って以来、プライベートでも懇意にして頂いているKさんだったがこの日、話題は占いの話に。

 K「コーハマ君さぁ、占いって信じる?」

僕「まぁまぁ信じますよ」

K「実は凄いのがあるんだよ。鴬谷なんだけどいってみる?」

僕「へ〜、どんなとこですか?」

と聞くと嬉々とした表情でケータイを取り出したKさん。

「ほれ」と言って見せられたのはなんとデリへルのHP。

しかも頭チリチリのオバサン、しわしわ婆ちゃん、巨漢などなどが水着着て上目遣いで写ってたりとかなりヤバいラインナップ。

見ると店舗名の上に『レベルの低さ日本一』と銘打たれていた。

 

僕「ゲ〜っ!!なんですかこれ?!うわーキモイキモイキモイ!!」(げろ〜)

K「そうなんだよ。キモイでしょ?こういうヤバいの専門のお店なの。でもね、この人が凄いの!」

と指差したのは”女の子”たちの中でもひと際「アウト」なルックスのオバサンが体操着着て走っている写真だった。

 

チョウさん(仮名)という名前らしい。

 

K「このチョウさんを指名する時に”占いで”って言うの。そしたら待ち合わせがファミレスになってね、そこで占ってもらえんの!いわゆる裏メニューなのよ!」

聞くところによるとKさんの弟からチョウさんのことを噂で聞いて試しに電話してみると本当にその占い師が出て来たのだと。

ちなみに”通常のサービス”もできるそうだがその場合は別料金になるらしい。

 

チョウさんは主に”霊視”で占うらしく、特にこちらから名前とか生年月日みたいな情報を与えなくてもいろんなものが見えるようで、その内容は単語となってチョウさんの口から訥々とこぼれ落ちてくるそうな。

 

K「その当時、貿易関係の仕事で”関税”のせいで採算あわなくてね、どうしよ〜って悩んでたの。そしたらチョウさんが突然『関税』って言ったの。なんでわかるの?ってビックリしたよ。」

 

興味があったら行ってみてね、と言われてその日は別れたがあまりにもおぞましい写真が並んでいたためその後HPを見ることすらできなかった。

 

が、その一ヶ月後、僕はチャンさんと会うこととなる。

 

ほんとにあった鴬谷の都市伝説

年が明けた2014年1月初旬、僕は悩んでいた。

諸般の事情でその時住んでいた埼玉から関西に引っ越すことを考えていて、それに伴い今後の自分の進路についても計画を練らなければいけない時期だった。

周りに相談することもなく仕事をしながら「どうしよう」といつも考えあぐねていた。

悩みをどうにか解消したいと思ってストレスも溜まっていた時だった。

 

その時、ふとKさんから聞いた話を思い出した。

なんかわかんないけど不思議な力を持った人がいるとのことだったけど何かしらアドバイスが受けられるんじゃないか。

普段そんな発想にならないものの、この時はなぜか「占いでもいってみるか」という気になった。

 

その日、仕事を終えた場所は御茶ノ水

たまたま鴬谷と近かったので怖いもの見たさもあり、ウソかほんとかわからないがものは試しで『レベルの低さ日本一』のお店に電話をしてみた。

 

店員「こんにちはー!『〜〜』(店名はふせときます)ですー!」

僕「あ、チョウさんお願いします。え〜と…占いコースってありますか?」

店員「占いコースですねー!わかりましたー!」

占いコースは確かにあった!

2時間7,000円だと言う。

 

その後、19:00にどこそこのビルの4階にあるファミレスに来てくださいと指定されたので時間をつぶして約束の時間に待ち合わせ場所に向かう。

 

余談だが、待ち合わせというのはなぜこうもドキドキしてしまうのだろう?

相手が体操着着て三段腹を揺らしながら走る”げてもの”オバサンでもいざこれから会う!というシチュエーションになると何となく気恥ずかしくソワソワしてしまった。

僕がおかしいだけなのか?

そもそも訳のわからない噂を信じて仕事帰りに一人で鴬谷まで来てるのだからその時点でおかしいか。

 

そんなことを考えながら件のファミレスのあるビルのエレベータに乗っていた。

2階…3階…と徐々に階数が上がっていく。

 

エレベータに乗ってる間のゆっくりとした時間の流れで一瞬頭がぼーっとした。

 

次の瞬間。

せり出すような形でエレベータが4階に差し掛かったのと同時に前面のガラスが大きな影で覆われた。

そして、ギラリと光る視線が自分の目の前を通過したのを感じ、「ハッと」した。

ものの数瞬。

エレベータが止まった時、僕の真正面の位置に肉感たっぷりのオバサンが居た。

それがチョウさんであったことは言うまでもない。

 

 

つづく