「資格を取っても無駄」はウソ 戦略的に生きるための肩書き
フリーエージェント社会 目に見える資格は身を助ける
コーハマです。
資格を持っているから確実に年収アップが望めますというとその限りではないのだが、少なくとも資格を持っていることが仕事をするアドバンテージとなるケースというのはある。
スタートラインに立つために取る資格
例えばネットワークエンジニア。
ネットワーク系の仕事は、キャリアの浅いうちは年収が低いとの指摘もあるが求人は多い。
この仕事をするにあたっては30歳からでも未経験からできるくらい間口は広いのだが、もし入社するとなった場合、初級の資格を持っていることがとてもプラスに働くのだそうだ。
Linux系のLPICとかCiscoのCCNAという資格がそれに当たる。
僕はよく軸足のブレる奴なのでIT方面での就職も考えた時期があり、これらの情報を得た。
徹底攻略 Cisco CCNA 教科書[640-802J][640-816J]対応 ICND2編: ICND 2編
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それにネットワークにせよWEBプログラムにせよITの知識というのは往々にして役立つ場面が多い。
ITに関係ない会社なら資格を持っているというだけで、あるいはマクロが組めるというだけで一目置かれたりするしね。
安心材料として有効な資格というのは確かに存在はするのである。
雇用の流動化で会社
フリーエージェント社会の到来 新装版---組織に雇われない新しい働き方
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雇用の流動化が進むにつれてこれまでみたいな”組織”の在り方が古くなって、代わりにフリーランスのような働き方が今後多くなっていくかもよ、という主旨の本がいくつかある。けどこれらをすべて鵜呑みにするのは危険である。
終身雇用のモデルが崩壊して、新しいモデルに取って代わるという主張は15年前くらいからよくあるそうだけど根本的な組織の形っていうのは簡単に変わるものじゃないのだ。
長期的にはモデルは破綻しているにせよ、企業には将来の組織を動かすプロパー社員を育てていく必要性がある。スキルのある人だけを寄せ集めて組織の行く末を決めるというのは現実的ではないだろう。
それに何と言っても体力のある大企業は余裕があるのでゴリゴリせずにのほほんとして過ごすことも選択肢として持つ事はなんら悪い事ではない(株主が納得するだけの利益を出していれば)。
実力主義を押し出して無理矢理切ったり貼ったりする組織の在り方は逆に合理的でない。
”何ができる人”か見える世の中になる?
けど最近、クラウドワークスとかランサーズみたいな、いわゆる”クラウドソーシング”のサービスでは法人個人を問わず仕事で繋がる事の敷居が低くなっていると思う。
特にクラウドソーシングのサービスでは個人ページに特技や経験年数(例えばWEB開発ならHTML/CSS〜年、PHP〜年、CMS導入経験ありみたいな)を公表できるし、これをしないことには仕事がこない場合もあるので、この類いの仕事をする人にはある程度スキルや経験を可視化できることが傍目で見てわかりやすいので大事かなと思う。
特に望んでも大企業にうまく入社できなかった人や独立独歩で気合いの入った肉食フリーランスなんかにとっては良い世の中と言える。
そして、その際に資格はひとつの重要なパスになるでしょう。
今までは資格を取ってもその人が資格ホルダーかどうかは採用面接なんかで履歴書を見て判断されていたし、個人間のやり取りに履歴書を使う場面がなかった。
でもプロフィールを載せることが望ましいクラウドソーシングでは資格のように可視化されたスキルがあることが発注者にとって安心材料になると思う。
旧来の組織の形は崩れないにせよ、クラウドソーシングを使う受発注者双方のパイがこれから増える事はあるはずなので今一度目に見える資格の効用について考え直してもいいだろう。
じゃあねー