自分のキャリア、このままでいいの?とお悩みの方に 20代後半のバリバリ転職実例集
20代後半のキャリアは大事
先日のエントリーを割とたくさんの人が見てくれてたそうで、やっぱり27歳とかその辺りの時期に何をするかってみんなにとっておっきな関心事なんだと思った。
で、僕自身も20代後半のキャリアって大事だと思っているので今回は有名な人たちの20代後半にどんなことをしていたのか、どんなことがあったのかについて調べてみた。
職歴ピカピカ系
岩瀬大輔(ハーバードMBA→ライフネット創業)
東大(在学中に司法試験合格!)→BCG→リップルウッド→ハーバードMBAと銀河系の頭を持つ氏が金融業界に一石を投じようとしていたのが30歳を前にした頃のこと。まぶしい!
ちなみにコンサル時代に創業期のドリームインキュベータの堀紘一からスカウトがあったそうな。
さらにちなむと麹町あたりで氏が普通に歩いてるのを見ることがある。
田端信太郎(リクルート社で『R25』立ち上げ)
広告やメディアで人を動かそうとするのは、もうあきらめなさい。
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本ブログでよく話題に出る田端氏がNTTデータからリクルートに移ったのは26歳頃のことのようだ。
事業開発の領域を経験できるってとても大きいんだろうなぁ。
佐藤祐介(FreakOut社 COO)
ぼくらの新・国富論 スタートアップ・アカデミー (WIRED BOOKS)
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ついこないだ上場したFreakOut。
中古MTBのECサイトで起業した後、Googleでエンジニアをやっていたのが20代半ば頃だそうで、その後、フリークアウトに取締役として参加しているのでかなり早咲きなのだ。
この人を知ったのはBRUTASの”いい会社”特集だったなぁ。
大澤亮(トランスワーク社設立、ECサイトの事業売却)
「世界をよくする仕事」で稼ぐ ─ 三菱商事とドリームインキュベータで学び、サイバーエージェントに1億円で事業を売却した僕の働き方
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早稲田→三菱商事(3年)→慶応MBAで在学中に法人を立ち上げてECサイトを通じて事業をしていたという。
文系出身ながらやっぱりこういう人はどこかのタイミングで技術を学んでるんだろうな。
仲暁子(ウォンテッドリー社 CEO)
京都大学卒業後、ゴールドマンサックスに在籍。それから漫画を描いたり投稿サイトを作ったりしてフェイスブックの日本法人立ち上げに参加。
その後、子供の頃から磨いていたというプログラミング技術でウォンテッドリーをリリース。
紆余曲折系
田原総一郎(岩波映画製作所)
80歳を過ぎても徹夜で議論できるワケ (角川oneテーマ21)
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そこに居るだけで説得力がます一方、その場の胡散臭さも増すという軌跡のジイちゃん。
26歳で早稲田大を卒業してから苦労の末に入った岩波映画製作所で思いっきり”干されていた”とのこと。
その反動でか29歳で入社したテレビ東京では「干されたいです」と言わんばかりの過激なドキュメンタリーを撮りまくる。
中川淳一郎(フリーライター)
4年間、博報堂の営業担当だったが外資系のクライアントのわがまま(?)にブチ切れて退職。
たまたま日経BPの社員から依頼があり分筆の仕事を開始し、今はなぜか炎上しやすさをまといつつフリーライターとして活動中。
中島らも(ヘルハウス時代を経てコピーライター)
大阪芸大を卒業間近に広告会社になんとかコネで入社。その後、25歳で買った宝塚のヘルハウス時代を経てコピーライターとなり、作家・音楽家に転身。
ちなみに最初に入った零細企業で上司が朝から女性社員に握りっ屁をかまして喜んでいるのを見て「この会社はダメだ」と思い、『宣伝会議』のコピー講座に通い出したという。
カネテツの「啓蒙かまぼこ新聞」でコピーライターとして世の中に認知されたのが30歳。
成りあがり系
黒坂三重(楽天執行役員)
地方ラジオ局で庶務をやっていた短大出の女性が上場企業の執行役員になるという成りあがり。
ラジオ局から車屋を経て、敢えて不得意なIT系の会社に営業として飛び込んだのが20代後半のことだそう。この頃から当時アップルの社長だった原田泳幸に見初められていたとか。それから次に取締役として参加していた会社が楽天に買収され現在に至る。
杉村太蔵(自民党 国会議員)
司法試験で挫折し、ビルの清掃員をやっていたところ職場のテナントで仕事をしていたドイツ証券の社員に拾われ契約社員としてアナリストの手伝いをしていた25、6歳の頃。その後、28歳で衆議院選に当選。
シンデレラストーリーで持ち上げられるはずがそれを上回るとほほな発言で大顰蹙を買う。今はジャガーに乗った株屋。
方向転換系
鈴木康広(転職バー・とこなつ屋 マスター)
この方は新卒でリクルートエイブリック(現リクルートエージェント)に入社後、2年半勤めてフィジーで3年間ベンチャー企業で仕事をする。
今は、池袋のサンシャイン通りの近くで『とこなつ屋』という転職バーを開いており、おいしいお酒を出しながら転職相談を行っている。
僕も一度行ったことがあるが店は活気があって著者である店長も超ナイスガイだった。
余談だが元リクルート関係の人はやっぱり声がでかい。
佐々木蔵之介(広告会社勤務)
元々、大阪の広告会社「大広」の社員だった彼。
しかも驚くことにますだおかだの増田とは会社の同期だったそうな。
スガシカオ(制作会社勤務)
大学卒業から27歳まで制作会社で働いてたことも意外だが、何より本名が”菅 止戈男”であることと「非常階段」みたいなノイズミュージックが好きだということが意外である。