27歳の時、偉大な人たちは何してたんだろう?と思って調べてみた
上手くはないが絶妙なニール・ヤングの「Heart of Gold」 - WWLABELの音楽会
この方のブログの内容がちょっとツボなので読んでたらニール・ヤングの記事が書かれていた。
『Harvest』という名盤について書かれていて、僕もとっても好きなアルバムなんだけど調べてみるとこのアルバムが出た時、ニール・ヤング本人は27歳だったらしい。
27歳というと今の僕と同じ年な訳で、未だ大成していない自分を呪いつつ、偉大な人たちが同じ27歳の頃に何をしていたのか気になって調べてみた。
27歳、みんな凄かったのね
NIEL YOUNG(『Harvest』)
- アーティスト: Neil Young
- 出版社/メーカー: Reprise Records
- 発売日: 2009/07/20
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不朽の名作『Harvest』が発表されたのが27歳。
その2年前には『After the Gold Rush』が出てた訳で、自分で作った高いハードルをバコンと飛び越えた年でもあったのだ。(そのさらに2年前にはCSN&Yという存在もあった)
RADIO HEADのTHOM YORKE(『The Bends』発表)
- アーティスト: Radiohead
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- 発売日: 1995/03/13
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名盤『The Bends』が発表されたのがトムが27歳の時。
ニール・ヤングの影響を強く受けたトムが生まれた1968年はニール・ヤングのデビューした年でもある。
ポール・マッカートニー(『ABBEY ROAD』制作)
ポールが27歳だった1969年はビートルズが『ABBEY ROAD』を発表した年にあたる。
こんな凄いのを27歳でやってたのか!と思うとバンド辞めたくなっちゃうよね。
トニー・シェイ(リンクエクスチェンジ社をマイクロソフトに売却)
顧客が熱狂するネット靴店 ザッポス伝説―アマゾンを震撼させたサービスはいかに生まれたか
- 作者: トニー・シェイ,本荘 修二,豊田早苗
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
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Amazonが唸った靴のECサイト・ザッポスの創業者のトニー・シェイ。
大学卒業後、オラクルに入社したが数ヶ月で退職してネット広告会社のリンクエクスチェンジを立ち上げたのが25歳の時。
それから同社をマイクロソフトに200億円でバイアウトしたのが27歳っていうから凄い!
そこからさらにザッポスを作って2回目の売却をしてのけるなんてカッコよすぎです。
日本人はこんな感じ
堀江貴文(オン・ザ・エッジを経営)
ライブドア買収前の段階。
黎明期のインターネット業界でHP制作会社としてソニーミュージックなどから仕事を得ていた。
後述のサイバーエージェント・藤田社長とはこの頃から繋がりがあったらしく、本の中にSA社のサーバーが落ちる度にスクーターに乗ったホリエモンがロン毛をなびかせてデータセンターに向かっていたというエピソードが載っている。
藤田晋(サイバーエージェント上場)
24歳でインテリジェンスに入社して1年後にサーバーエージェントを起業し、26歳でマザーズ上場(当時の最年少記録) 。
27歳は上場したての頃にあたる。
江副浩正(リクルート創業)
大事なことはみんなリクルートから教わった (ソフトバンク文庫NF)
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言わずと知れたリクルート社が設立されたのは江副さんが27歳の時だった。
ただ起業に関しては東大在学中からしていたためこの段階で下地は既に出来上がっていた模様。
坂本龍一(YMO『ソリッド・ステイト・サヴァイバー』発表)
坂本教授(写真左)がYMOとしてデビューして爆発的に売れたのも27歳。
しかし、どう見ても27歳に見えない。
矢沢永吉(キャロル解散後、ソロ歌手として認知されていく)
僕の最近のマイブームである矢沢永吉がソロデビューしたのは26歳の時で、それからソロの歌手としてブイブイとツアーを回っていたのが27歳。
ロックで一発売れて、今度はバラードで聴かせる路線に幅を広げた転換期なのだ。
江川達也(タルるーとくん連載)
まじかる☆タルるートくん (1) (集英社文庫―コミック版)
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誰もが知ってる『まじかる☆タルるートくん』の連載が週刊少年ジャンプで始まったのも27歳だったのだ!
漫画家としてのデビューは23歳頃でその前は中学校の先生をしていたそうな。
藤巻健司(三井信託銀行でトップセールスになる)
伝説のトレーダー・藤巻健司が最初のキャリアでトップになったのが27歳の頃。
2年間で新規開拓しまくったそうな。
その後、社費でMBA→モルガン銀行入社→起業→政治家と華々しいまでのキャリアの基礎は27歳の年に出来上がっていたのだろう。
千原ジュニア(バイク事故から復帰)
26歳でバイク事故に遭って生死の境を彷徨った千原ジュニア。
当時、芸人を引退して構成作家になろうとしたが、『鶴瓶・上岡パペポTV』の最終回で明石家さんま・島田紳介がゲストに出て地獄のような大爆笑を起こしているのを見て芸人に戻ることを決意したそうな。
大変な人もいる
夏目漱石(イギリス留学、病気を患う)
漱石は帝国大学を卒業し、高等師範学校の英語教師になるも、日本人が英文学を学ぶことに違和感を覚え始める。前述の2年前の失恋もどきの事件や翌年発覚する肺結核も重なり、極度の神経衰弱・強迫観念にかられるようになる。その後、鎌倉の円覚寺で釈宗演のもとに参禅をするなどして治療をはかるも効果は得られなかった。(Wikipediaより引用)
作家として本格的に世に出る10年以上も前のこと。
20代はかなり苦労を重ねた人だったのだ。
アントニオ猪木(日本プロレス追放)
東京プロレスの旗揚げに関わるも3ヶ月で破産して日本プロレスに出戻る。
その日本プロレスからも追放されると言う受難の27歳。
しかし、この翌年に旗揚げした新日本プロレスでの活躍は周知の通りである。
棚橋弘至(元カノに刺されつつも復帰→ベルトを奪取)
今でこそ「100年に1人の逸材」と言われる棚橋だが、この頃、付き合っていた彼女からナイフで刺されるという事件に見舞われる。
復帰に際して猪木から「刺しつ 刺されつ 玄界灘」という、わかるようなわからないようなポエムを授かる。
斎藤孝(大学院生)
2浪で東大法学部に入学するが教育分野に方向転換して研究科へ進学。
紆余曲折の研究生時代を過ごしていたのが27歳の頃でそれから世に出るまで長い時間が掛かった。
人生が”リーグ戦”であることを体現してくれているなぁ。
結論
大成している人は27歳の頃には
- 名作を世に送り出している
- すでに世に出て2つ以上のヒットを出してる
- 会社を興している
- 人生の転機を迎えている
- 苦労している
すべての人がこの限りではないが、目立ったところではざっとこんなところである。
僕も頑張らねば!
P.S.
映画監督も調べたが30歳前後にドカンと世に出るパターンが多いみたい