続 10年後、稼げる人になるために必要なこと 〜必要なことって何?〜
こんにちは、コーハマです。
前回(↓)のつづきです。
10年後、稼げる人になるために必要なこと 〜WEBデザイナー Aさんから学んだこと〜
27歳、偉そうにキャリアを語る
これから稼げる人になるために云々と尊大なことを僕は伝えようとしている訳だけど、本論に入る前に「じゃあここで言うこれから稼げない人って何をしているの?」というのを書いておかないといけない。
ここで言う稼げなくなる人というのは
- 「生み出す力がない人」
- 「集客できない人」
- 「マネージメントできない人」
のことだと僕は考えている。
「生み出す力」は何かを生産する力で、特に会社のリソースに頼る部分が少ないものと考えてもらいたい。
例えば、ブログを立ち上げて文章を書いたりプログラムを一から書いてシステムを組み立てたり、手に職的なスキルのこと。
「集客」はそのまま、自分が何かを始めるにあたって参加したり手伝ったりしてくれる人を集められる力。
「マネジメント」は部下を従える力だけではなく、自分の生活に付随するコストや身の回りの法律なんかに関する理解を持っていることも含む。
これらの力がある程度あることがこれからの世の中を生きていく上で自分の身を助けてくれるのだと考えている。
大企業はダメなの?
ここ数年以内に出版されたキャリアについて本には”大企業で守られてきた人はこの先未来はない”という脅しみたいなメッセージがよく盛り込まれている。
経済成長はなく、終身雇用のモデルも崩壊した中でこれまでみたいに与えられた仕事を従順にこなすだけではいかんですよ〜、年取ってからクビ切られたら行き場がないですよ〜という課題が投げかけられているのだが、着地点として独立起業やフリーランス、過酷な環境のベンチャーで経験を積んで転職の足掛かりにするというという論理展開が多いように見受けられる。
果たしてそうなのか?
僕は違うと思う。
”これから生きていくにあたって”というテーマがある裏には”これまで考えなくても良かったことを考える必要性が出てきたよ”というメッセージが含まれている。
そして、”考えなくても良かったこと”というのは「自分で自分の生活を守る」という視点に収斂されるのではないか。
昔にあって今にないのは、「明るい展望」と「守ってくれる存在としての国や会社」でその足りない部分を個人として補填できる能力こそこれからを生きていく為の能力だと言える。
だから、本当に考えるべき点を理解しないで安易に独立したりベンチャーに行く人が出てくると目も当てられない状況に陥る人で溢れると思う。
逆を言えば、大企業出身者でも独立してバリバリ稼いで生きている人もたくさんいるのは上に書いた能力に長けた人なんだと思う。
要は”大企業で生きてきた人”に足りないもの(というか養われにくい力)を要素に分解して考える必要がまずあって、その上で求められる力と言うのが上記の3つになるのだと僕は思う。
で、これから稼げる人になるために
先のWEBデザイナーのAさんの話に戻ろう。
Aさんは特段目立つタイプではなく、ベンチャー社長のギラギラした感じなんか微塵もない人だ。
けど商売っ気はとてもある人で、HP制作を一通りマスターした頃には請負の制作と広告マネタイズでかなり稼いでいたらしい。
営業にもよく出掛けていくし、やわな提案はバッサリ切り捨てる厳しい一面も持っていた。
こういう人はこれから先、どんな形でも食べていけると思う。
「生み出す能力」はAさんの場合はHP制作がそれにあたる。
また、「集客する力」はAさんは特に強く、オンラインでの集客はもちろんオフラインの生活でもCMSを使ったHP制作のワークショップを開いたり異業種交流会を主催したりととにかく場を作る能力と行動力が飛び抜けて高い。
「マネジメント」に関しても、本業の共同スペース運用コストに対する利用人数の損益分岐点や現状の契約者数なんかは当たり前だがハッキリ数字で答えられたし、どこまで利益が出せれば何人のバイトが雇えて空いた自分に時間でどの仕事に注力すべきかも語ってくれたことがあった。
ちなみに彼はいきなり独立した訳でなく、最初はサラリーマンをしながら副業でHPを作っていたそうな。
だから、大企業で雇われるからダメな訳は当然なく、独立起業を見据えてみんなが働く必要なんてのもない。
現状に対する理解を持った上で、ブログやったりプログラミングしたりしながらこれまで会社や国に任せていたこと(金銭的なことや社会保障的なことも)を大なり小なり自分で補っていく努力が必要なんだと僕は思うのだ。
えらそうなこと書いちゃったから自分もちゃんと行動しないとね。
ばいばーい
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